2018年2月11日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

政治|経済|社会|文化|中日
科学|写真|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>中国語教室

村上春樹の新作「騎士団長殺し」の中国語版、初版70万部発行

村上春树新作《刺杀骑士团长》 中译本首印70万册

人民網日本語版 2018年02月11日11:09

2月8日,日本作家村上春树新作《刺杀骑士团长》因反思日本侵华历史和承认南京大屠杀事件而引起中国读者关注。记者从上海译文出版社获悉,该书自2月5日启动预售以来反响不俗,已准备加印。

人気作家・村上春樹氏の最新長編小説「騎士団長殺し」では、日本の中国侵略の歴史と南京大虐殺を認める記述があったことから、中国人読者から関心を集めていた。上海訳文出版社は、同小説の中国語版の予約販売が始まった今月5日以降の反響も小さくないため、すでに重版の手配をしていることを8日、明らかにした。

善于描摹青春情怀、以小资情调著称的村上春树,最为知名的代表作包括《挪威的森林》《世界尽头与冷酷仙境》等等。而2017年最新出版的《刺杀骑士团长》被各界公誉为他的转型之作。

青春の思いや中産階級の心の動きを描くことを得意としている村上春樹氏には、「ノルウェイの森」や「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」といった代表作がある。2017年に発表された最新作「騎士団長殺し」は、村上氏の路線変更した作品との評価を受けている。

该书以一位36岁肖像画家偶然得到二战时期日本画家雨田具彦的遗世画作《刺杀骑士团长》展开故事。与画作相关的二战史实逐渐浮出水面。村上春树在作品中谴责了二战时期纳粹德国入侵奥地利、残害地下学生组织的行径,更直接点出“卢沟桥事变”“南京大屠杀”这些备受日本右翼攻讦的真实历史事件。

同小説は、36歳の肖像画専門の画家である36歳の主人公が、第二次世界大戦中に活躍した日本画家・雨田具彦の遺作である「騎士団長殺し」とタイトルの日本画に出会ったことから、ストーリーが展開していき、この絵と関係する第二次世界大戦の史実が、次第に明らかになっていく。村上春樹氏は、作品の中で、第二次大戦中のナチスドイツによるオーストリア侵攻や地下学生組織への殺戮行為を激しく非難、さらには「盧溝橋事変」や「南京大虐殺」などの日本右翼が起こしたリアルな歴史的事件を取り上げている。

村上春树在这部小说中尤其详细叙述了画家雨田具彦的弟弟、一位年轻的音乐家,参战后在南京被要求以极其残忍的方式砍杀中国俘虏,退役后受到战争心理创伤而自杀。作家由此反思战争与人性之恶,认为战争对于人们内心的摧残足以击垮一个本性纯真的年轻人对于生活的所有向往。

村上春樹氏は、同小説で、画家・雨田具彦の弟について特に細かな描写を行っている。若き音楽家であった彼は戦争で南京へ出征、極めて残忍な方法で中国人捕虜を殺害するよう命じられた。退役後、この時に受けた心の傷に耐えかねて、彼は自ら命を絶った。村上氏は、小説を通じて、戦争と人間性の凶悪さを取り上げ、戦争がもたらした心の傷は、純真な心を持つ若者が抱く人生のあらゆる希望を粉々に打ち砕くことさえも可能だと訴えかけている。

上海译文出版社文学编辑室主任黄昱宁告诉透露,《刺杀骑士团长》中译本广受关注,首印达70万册,2月5日开始在国内线上线下同步启动预售,预计3月10日前后该书将与中国读者见面。

上海訳文出版社文学編集室の黄昱丁主任は、「『騎士団長殺し』の中国語版は、前評判がすこぶる高い。初版70万部は5日、中国国内でオンライン・オフライン同時に販売予約を開始した。中国の読者は、3月10日ごろには手にできる予定だ」と説明した。

コメント

最新コメント