中国商務部(省)の高峰・報道官は8日、2017年の中国の文化製品・サービスの輸出入総額が前年比11.1%増の1265億1000万ドル(1ドルは約108.8円)に達したことを明らかにした。うち、文化製品の輸出入総額が前年比10.2%増の971億2000万ドル、文化サービスの輸出入総額が同比14.4%増の293億9000万ドルに達した。
文化製品の輸出は急増し、その額は前年比12.4%増の881億9000万ドルとなった。その一方で、輸入は同比7.6%減の89億3000万ドルだった。貿易黒字は792億6000万ドルに達し、前年に比べて15.2%拡大した。
輸出の構造の最適化が進んでいる。輸出される文化製品の技術的価値が向上しており、高い付加価値のある遊戯・娯楽器材や娯楽用品、ラジオ・テレビ・映画装置の輸出が前年比19.4%増と、全体に占める割合が2ポイント上昇して34.5%に達した。
国際市場が一層多元化している。中国の文化製品の輸出入が最も多い市場トップ5は、米国、香港地区、オランダ、英国、日本で、合わせて全体の55.9%を占めているが、前年比では1.8ポイント下降した。中国と「一帯一路」(the Belt and Road)参加国との輸出入総額は前年比18.5%増の176億2000万ドルに達し、全体に占める割合は1.3ポイント上昇して18.1%となった。新興5ヶ国(BRICS)との輸出入総額は前年比48%増の43億ドルだった。
高報道官によると、文化サービスの面では、輸入の増加が顕著で、輸出構造の最適化が進んでいる。文化サービスの輸入額は前年比20.5%増の232億2000万ドルだった。うち、視聴や関連の商品の許可費、著作権などの研究開発成果の使用費の輸入がそれぞれ前年比で52.1%増と18.9%増だった。
文化サービスの輸出は前年比3.9%減の61億7000万ドルだった。うち、中心を成す文化・娯楽サービス、研究開発成果の使用費、視聴・関連の商品の許可費の3項目の輸出が前年比25%増の15億4000万ドルに達し、全体に占める割合は5.7ポイント上昇して24.9%に達した。輸出の構造が継続的に最適化しているといえる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月11日
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