米国のトランプ大統領は13日夜、米軍に英国、フランスと共同でシリアに対する「精密攻撃」を行うよう命じたことを明らかにした。
トランプ氏は同日夜にテレビ演説を行い、「立った今、米軍に対し、シリア政府に関係がある化学兵器施設への精密攻撃を行うよう命じた」ことを明らかにするとともに、ロシアにはシリアで起きた「化学兵器攻撃」に責任があると非難した。「米軍はシリアのアサド政権への攻撃を続けていく」という。
シリアの首都ダマスカスでは、複数のメディアの記者が実際に目撃し観察したところによると、トランプ氏が攻撃開始を宣言したのとほぼ同時に、都市の上空に閃光が走り、続いて爆発地点から濃い煙が立ち上ったという。
新華社の駐ダマスカス記者が伝えたところによれば、「爆発音と振動がしたと思ったら、遠くで地上から『赤い玉のようなもの』が打ち上げられるのが見えた。たぶんシリアの防空部隊による迎撃ミサイルだろう」という。
シリア国営テレビの報道では、シリア軍の防空システムは「米仏英による侵略に対抗した」。ダマスカス国際空港はまだ攻撃を受けていないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月14日
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