中国の解暁岩シリア問題特使は23日、訪問先のエジプト・カイロで国内外メディアの取材に応じ「シリア問題は一挙には解決できない。困難な事は後に回して容易な事から取りかかり、段階的に進める原則に従い、政治的解決と和平交渉を通じて危機を解消すべきだ」と表明した。人民日報が伝えた。
解特使は「シリア問題の喫緊の課題は、あらゆる可能な措置を講じて事態の一層の悪化と衝突のエスカレートを避けることだ。各者はあらゆる努力を尽くしてシリアの平和・安定回復に努力すべきだ」と指摘。
「シリア問題の対立は深く、多方面に関わり、各者の考え方と利益面の考慮もある程度異なる。だが各者が対話と交渉を継続し、共に受け入れ可能かつ真剣に実行できる解決案を探ることを妨げるものではない」と述べた。
解特使はさらに「シリア問題は困難な事は後に回して容易な事から取りかかり、段階的に進める原則に従うべきだ。政治的解決と和平交渉を通じて危機を解消すべきだ。必要時には一定の妥協が必要だ。シリア問題は一挙には解決できず、困難や曲折が生じるのは自然なことだ。だが自信を失ってはならず、根気強くあるべきだ。政治的解決を堅持し、各者の努力を通じて、シリア問題は間違いなく解決できるものと信じる」と述べた。
解特使は「シリア和平交渉に望ましい環境を築くため、断固としてテロリズムに打撃を与えなければならない。国連安保理の指定した全てのテロ組織に対して力強い打撃を与える必要があり、ダブルスタンダードがあるべきではない」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年4月25日
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