国連安保理は22日、ロシアの要請を受けて、シリア問題について緊急会合を開いた。中国の馬朝旭国連大使は国際社会に対して、シリア各者が国連の調停の下、対話・交渉によってシリア問題をできるだけ早く政治的に解決し、シリアの人道状況を根本的に緩和することを支持するよう呼びかけた。中国新聞社が伝えた。
馬大使は「中国側はシリアの人々のこうむっている苦難に深く同情し、暴力行為を強く非難する。シリア問題の唯一の出口は政治的解決だ。当面の急務は、シリア各者が国連の調停の下、早急に交渉を再開し、『シリア人のものであり、シリア人が主導する』政治プロセスを通じて、各者共に受け入れ可能な解決案を探り、シリアの人道状況を根本的に緩和して、シリアの人々を1日も早く苦難から救うことを支持することだ」と指摘した。
「シリアの人道問題はシリア情勢全体及びシリアの政治プロセスと密接に関係している。シリアの人道問題に対する安保理の行動はシリアの人道状況全体の緩和に資し、停戦基調を揺るぎないものにすることに資し、シリア問題の政治的解決という大局に資するものであるべきだ。安保理はシリア問題で団結を維持し、対外的に一致した声を発するべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年2月23日
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