ここ数日、中国各地ではますます気温が上昇し続けており、花見のベストシーズンを迎え多くの市民が行楽や花見に出かけている。ここでは今年のおススメお花見スポットを紹介していく。

居庸関「花の海」を走る列車　北京市

鉄道S2線は北京市郊外の延慶と黄土店を結ぶ通勤列車。居庸関から八達嶺長城に至る区間では、長城に沿うように運行し、車窓からもその雄大な姿を見ることができる。

沿線ではモモやアンズの花が咲き乱れ、山一面を覆う。毎年開花シーズンになると、鉄道S2線はまるで「花の海」を走りぬけるかのよう。またその沿線には、中国の有名な鉄道エンジニアの故·詹天佑氏が設計·建設した「人」字型の線路が今も残されている。>>>>

法源寺内で丁香の花が満開に　北京市

北京市法源寺内で満開となった丁香の花（4月12日、撮影・毛建軍）。

北京市法源寺内では、数十株の大小異なる丁香の花が満開となり、この歴史ある寺院は花の香りに包まれていた。同寺院の丁香は昔ながらの北京の花見スポット「老北京4大花事」の1つで、今もなお受け継がれている。>>>>

玉淵潭公園で遅咲きの桜が満開に　北京市

桜の木の下で、花見客向けに伝統楽器を演奏する演奏家たち（4月11日撮影）。

北京市玉淵潭公園では、早咲きの桜がすでに散り、今度は園内の千株近い遅咲きの桜が咲き誇り、絶好のお花見シーズンが到来した。>>>>

「古長城」に春の訪れ 北京市

春の花々が咲き誇る北京市懐柔区の黄花城古長城の山々（3月29日、撮影・卜向東）。

花が綻ぶ暖かい春が到来し、北京市懐柔区の黄花城古長城ではその周辺に山桃花とアンズの花が競うように咲き誇り、長く続く長城の景色に彩りを添えていた。>>>>

春の到来、モクレンの花が咲く　北京市

中国国家大劇院の前に咲くモクレンの花（3月21日、撮影・徐昱）。

徐々に気温が上昇している北京市ではこのほど、多くの場所でモクレンの花が咲き始め、美しく、心地の良い春の景色が見られた。>>>>

艶やかな藤色の滝広がる嘉定紫藤園が開花シーズン 上海市

上海市の嘉定紫藤園で見ごろを迎えたフジの花（4月16日撮影）。

上海市の嘉定紫藤園ではこのほど、100株近くのフジが競うように花を綻ばせ、見ごろを迎えている。花穂が重なり合うように無数に垂れ下がる艶やかな様子はまるで花の滝のようで、穏やかな春風に吹かれたフジの花からはほんのりとした香りが漂い、美しい景色をなしている。

嘉定紫藤園には30種類以上のフジが植えられており、いずれも日本の岡山県和気町の藤本道生元町長が無償提供したもの。紫や白、ピンクといった鮮やかな色合いのフジの花の花穂の長さは60-90センチメートルで、長いものになると150センチメートルに達するという。>>>>

白と紫が織りなす美しい春の景色 江蘇省宿遷市

三台山森林公園梨香満園景勝地で花を観賞する観光客たち（ 4月3日、撮影・周国強）。

4月3日、江蘇省宿遷市三台山森林公園梨香満園景勝地では、白い梨の花と紫のオオアラセイトウが競い合うように咲き誇り、多くの観光客が同景勝地にその美しい景色を鑑賞しに訪れた。>>>>

 貴州省の百里杜鵑景勝地を空撮

アザレアが開花シーズンを迎えた貴州省畢節市百里杜鵑景勝地（4月3日、撮影・瞿宏倫）。

貴州省畢節市百里杜鵑景勝地ではこのほど、アザレアの開花シーズンを迎えた。同景勝地は現在までに中国が調査した中でその面積が最大規模を誇る天然アザレア森林帯。初歩的な調査で分かっているだけでも、同景勝地には23品種のアザレアが生息しており、世界のアザレアの亜属5つのうちの4つを占めている。また貴州省にある約70品種のうちの3分の1を占めているという。>>>>

河南省光山県で咲き誇る桃の花

河南省光山県で撮影した桃の花（3月29日、撮影・霍亜平）。

1年の中でも最も穏やかな天気に恵まれた春が到来し、数多くの桃の花が一斉に開花した。河南省光山県の大湾村では、春の到来により開花した桃の花が野山を埋め尽くし、多くの観光客を惹きつけた。

河南省光山県斛山郷の桃産業はすでに14ヶ所の村落にまで拡大し、その規模は8平方キロメートルに達した。現在368世帯の928人が桃産業に携わっており、農家の年収は1人あたり1800元（約3万円）以上増加した。>>>>

河北省固安県の梨園で梨の花が満開に

固安県東湖荘村の梨園で記念写真を撮る観光客たち（4月8日、撮影・門叢■、■は石へんに頁）。

河北省固安県にある約6平方キロメートルの梨園ではこのほど、梨の花が満開シーズンを迎え、北京や天津といった周辺地域の観光客が白く美しい花々を鑑賞しに訪れている。>>>>（編集YM）

「人民網日本語版」2018年4月18日