気候が次第に暖かくなり、新疆維吾爾（ウイグル）自治区昭蘇県の遊牧民たちは年に一度の春の大移動を開始した。30万頭以上の牛や羊などが、100キロ以上の道のりを、30数日間かけて移動する……遊牧民たちは昭蘇県南部の阿合牙孜溝にある「冬ごもり」の場所を出て、山の裾野にある牧場に向かう。壮観といえる家畜の大群、立ち上る砂埃、一糸乱れぬ家畜たちの行進、あちこちから上がる威勢のよいかけ声が、心を震わす壮大な絵巻物の世界を作り出している。（編集KS）

「人民網日本語版」2019年2月23日