習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は2日午後に専門家の座談会の議長を務め、重要談話を発表した。習総書記は「国民の安全は国家の安全の礎だ。守るべき一線の思考を強化し、憂患意識を高め、常に衛生・健康分野の重大なリスクへの防備をする必要がある。強大な公衆衛生システムを構築し、早期警戒メカニズムを整備し、疾病予防・管理・治療能力を全面的に高め、防護のネットワークを密に編んで初めて、国民の健康維持をしっかりと力強く保障できる」と強調した。新華社が伝えた。
習総書記は「疾病予防・管理システムは国民の健康を守り、公衆衛生上の安全を確保し、経済と社会の安定を維持するうえで、重要な保障となる。よりターゲットを絞った、より効果的な予防に立脚し、体制とメカニズムの整備、機能的位置づけの明確化、専門的能力の向上などの面で改革を強化する必要がある。安定した公衆衛生事業投入メカニズムを構築し、疾病予防・管理の基礎的環境を改善し、公衆衛生サービス事業を完全なものにする必要がある。疾病予防・管理機関の機能設置を最適化し、整え、上下が連動する分業協力メカニズムを構築する必要がある。国レベルの疾病予防・管理機関の能力整備を強化し、その技術・能力・人材育成を強化する必要がある。高水準の公衆衛生大学を建設し、病原学鑑定、感染状況の研究・判断と伝染法則の研究、現地での疫学調査、研究所での検査など現実的問題を解決できる人材の育成に力を入れる必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年6月3日