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中国共産党第19期五中全会コミュニケの要点

人民網日本語版 2020年10月30日15:26

中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が2020年10月26日から29日まで北京で開催された。会議は中央政治局の委託を受けて習近平総書記の行った活動報告を聴取・議論し、「国民経済・社会発展第14次五カ年計画と2035年までの長期目標の策定に関する中共中央の提議」を審議・採択した。人民日報では、このコミュニケの要点を以下の通りまとめた。

■小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成に決着をつけ、決定的な成果得る

■第13次五カ年計画期間

2020年の国内総生産(GDP)は100兆元を突破する見通し。

農村の貧困人口5575万人の貧困脱却を実現。

食糧の年間生産量は5年連続で6億5000万トン以上に。

汚染対策の取り組みを強化し、生態環境を著しく改善。

対外開放を拡大し続け、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設において実り豊かな成果得る。

高等教育は普及化の段階に入り、都市部の新規雇用者数は6000万人を超え、世界最大規模の社会保障システムを完成させ、基本医療保険は13億人以上をカバーし、基本養老保険は10億人近くをカバーし、新型コロナウイルスの感染防止・抑制において重要な戦略的成果得る。

文化事業と文化産業が繁栄・発展。

国防と軍隊の建設水準が大幅に向上し、軍隊の組織形態の重要な変革を実現。

国家安全保障を全面的に強化し、社会の調和と安定を保つ。

■中国の発展は依然として重要な戦略的チャンス期に

現在及び今後一定期間、中国の発展は依然として重要な戦略的チャンス期にあるが、そのチャンスと試練双方に新たな発展と変化あり。

■2035年までに社会主義現代化の長期目標を基本的に達成

中国の経済力、科学技術力、総合国力は飛躍的に高まり、経済規模と都市・農村部住民の1人当たり所得は再び新たな大台に達し、主要技術及びコア技術において重要なブレークスルーを実現し、イノベーション型国家の先頭集団入り果たす。

新しいタイプの工業化、情報化、都市化、農業の現代化を基本的に実現し、現代化経済システムを完成させる。

国家ガバナンスのシステムと能力の現代化を基本的に実現し、人民が平等に参加し、平等に発展する権利を十分に保障し、法治国家、法治政府、法治社会を基本的に完成させる。

文明強国、教育強国、人材強国、スポーツ強国、健康中国を完成させ、国民の素養と社会の文明の水準を新たな高みに押し上げ、国家の文化力とソフトパワーを著しく高める。

生産・生活のエコスタイルを広範に形成し、炭素排出量のピーク後に着実に減少させ、生態環境を根本的に好転させ、美しい中国の建設という目標を基本的に達成する。

対外開放の新構造を形成し、国際経済協力・競争への参加における新たな優位性を著しく強化する。

1人当たりGDPで中等先進国水準に達し、中所得層を著しく拡大し、基本的公共サービスの均等化を実現し、都市部と農村部の発展格差と住民間の生活水準の格差を著しく縮める。

「平安中国」の建設においてより高い水準に達し、国防と軍隊の現代化を基本的に実現する。

人民の生活をさらに素晴らしいものにし、人の全面的発展、人民全体の共同富裕化において一層明らかな具体的進展を得る。

■第14次五カ年計画期間の経済・社会発展の主要目標

■経済発展で新たな成果得る

質と効率を著しく高めたうえで、経済の持続的で健全な発展を実現し、成長の潜在力を十分に発揮し、国内市場を一層強大化し、経済構造をさらに最適化し、イノベーション能力を著しく高め、産業の基礎の高度化、産業チェーンの現代化の水準を著しく高め、農業基盤を一層固め、都市部と農村部の発展の調和性を著しく高め、現代化経済システムの建設において重要な進展を得る。

■改革開放において新たな一歩踏み出す

社会主義市場経済体制をさらに整備し、高水準の市場システムを基本的に完成させ、市場主体がさらに活力に溢れるようにし、財産権制度改革と市場ベースの要素配分改革において重要な進展を遂げ、公正な競争の行われる制度を一段と整え、より高い水準の開放型経済新体制を基本的に形成する。

■社会の文明水準を新たな高みへ

社会主義の核心的価値観を人民の心に深く浸透させ、人民の思想・道徳的素養、科学・文化的素養、心身の健康の素養を著しく高め、公共文化サービスと文化産業のシステムをさらに整え、人民の精神文化生活を日増しに豊かなものにし、中華文化の影響力をさらに高め、中華民族の団結力をさらに強化する。

■エコ文明建設において新たな進歩を実現

国土空間の開発と保護のあり方を最適化し、生産・生活スタイルのエコモデルへの転換において著しい成果を上げ、エネルギーと資源の配分をより合理的なものにし、利用効率を大幅に高め、主要汚染物質の総排出量を減らし続け、生態環境の改善を続け、環境防護壁を一層堅固にし、都市・農村部の居住環境を著しく改善する。

■民生・福祉を新たな水準へ

さらに十分でより質の高い雇用を実現し、住民所得が経済成長とほぼ足並みを合わせて増加するようにし、分配構造を著しく改善し、基本的公共サービスの均等化水準を著しく高め、国民全体の教育水準を高め続け、多層的な社会保障システムをさらに整え、衛生・健康システムをより完全なものにし、貧困脱却の難関攻略の成果を揺るぎないものにし、拡大し、農村振興戦略を全面的に推し進める。

■国家ガバナンスの効力をさらに高める

社会主義民主法治をさらに整え、社会的公平・正義をさらにはっきりと示し、国の行政システムをより完全なものにし、政府の役割をより良く発揮し、行政の効率と信頼性を著しく高め、社会ガバナンス、特に基層ガバナンスの水準を著しく高め、重大なリスクを防止・解消する体制とメカニズムを整え続け、突発公共事件への緊急対処能力を著しく強化し、自然災害への対応レベルを著しく高め、安全保障を一段と力強く発展させ、国防と軍隊の現代化において重大な一歩を踏み出す。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年10月30日

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