国務院の李克強総理は9月30日午後、北京の人民大会堂で、2020年と2021年の中国政府友誼賞を受賞した外国人専門家と懇談した。新華社が伝えた。
李総理は受賞した専門家に心からの祝辞を述べ、彼らが中国の改革開放、発展進歩、中国と海外との友好交流のために行った貢献を高く評価するとともに、彼らへの祝辞を通じて中国で活動する外国人専門家とその家族、および中国の発展に関心を寄せこれを支援する海外の友人のすべてに向けて心からのあいさつを送った。
李総理は、「中国は自国の発展目標を実現する道のりにおいて、イノベーション(革新)がもつ強く大きな駆動の役割と人材がもつ基礎的な支えという役割をよりよく発揮させなければならない。私たちはこれから国際科学技術イノベーション協力を絶えず深化し、グローバルイノベーションネットワークにより積極的に溶け込み、技術・人材・プロジェクトなど各方面の国際交流協力を促進し、各国の科学者が世界共通の挑戦をめぐって研究を進めることを支持していく」と指摘した。
李総理は、「私たちは揺るぎなく開放を拡大し、イノベーション・起業の環境の最適化を続け、より誘致力を備えたグローバルイノベーションの先端分野を建設する。引き続き『放管服改革』(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)を深化させ、市場化・法治化・国際化されたビジネス環境を創出し、公平な競争を促進し、厳格に法律に基づいて財産権と知的財産権を保護し、市場の活力と社会の創造力を絶えずかき立てていく」と述べた。
また李総理は、「中国は心から人材を欲しており、人材を誘致し人材を尊重する政策は首尾一貫している。私たちは人材導入と人材活用のルートをさらに押し広げ、外国人就労許可制度と外国人人材ビザ制度を絶えず最適化し、みなさんが中国でよりスムーズに働き生活できるよう環境整備をする」と強調した。
受賞した専門家は中国政府からの評価と李総理の会見に感謝の意を表するとともに、これからも中国の発展促進に貢献していきたいと述べた。
2020年と2021年の中国政府友誼賞は、32ヶ国の専門家100人が受賞した。同賞は1991年に設立され、歴代の受賞者は1799人に上る。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月1日