習近平国家主席は17日、世界経済フォーラム(WEF)のテレビ会議に北京で出席し、「確固たる自信を持ち、果敢に前進し、ポストコロナ時代の素晴らしい世界を共に創造」と題する演説を行った。新華社が伝えた。
習主席は「世界は今、百年間なかった大きな変動を経験している。この変動は特定の時期や出来事、特定の国や地域に限定されるものではなく、深遠かつ壮大な時代の変化だ。時代の変化と新型コロナウイルスのパンデミックが重なり合い、世界は新たな激動と変革の時期に入っている。パンデミックにどう打ち勝つか?ポストコロナの世界をどう構築するか?これは世界各国の人々が関心を共有する重大な問題であり、我々が答えを出さなければならない差し迫った重大な課題でもある」と指摘。
「世界は常に矛盾した動きの中で発展するものであり、矛盾がなければ世界もない。歴史を見渡すと、人類はまさに一つ一つの試練に打ち勝つ中で成長し、一つ一つの危機を克服する中で発展してきた。我々は歴史の前進の論理に従って前進し、時代の発展の潮流に乗って発展する必要がある。歴史の長い周期を比較分析する中から思考することに長け、微細な部分から事物の変化を見抜くことに長け、危機の中で新たなチャンスを育み、変化の中で新たな局面を切り開き、困難と試練に打ち勝つ強大な力を結集する必要がある」と強調し、(1)手を携えて協力し、力を合わせてパンデミックに打ち勝つ(2)様々なリスクを解消し、世界経済の安定的回復を促進する(3)発展格差を乗り越え、世界の発展事業を立て直す(4)冷戦思考を排除し、平和共存、互恵・ウィンウィンを実現する必要性を挙げた。
習主席は「中国共産党創立100周年にあたる昨年、中国共産党は中国人民を団結させ、率いて、長期にわたり刻苦奮闘し、国家の建設と発展、人民生活の改善において世界の注目する成果を挙げ、予定通りに小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成を実現し、予定通りに貧困脱却の難関攻略戦に勝利し、絶対的貧困の問題を歴史的に解決し、今や社会主義現代化国家の全面的建設という新たな道のりに踏み出した。中国は質の高い発展、改革開放、生態文明建設を揺るぎなく推し進めていく」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月18日