李克強総理は11日、第13期全国人民代表大会(全人代)第5回会議の総理記者会見に出席し、国内外の記者の質問に回答した。
李総理は、「昨年、中国の経済総量は110兆元(1元は約18.4円)に達し、持続的に成長した。これは高い基数上での成長と言える。中国のマクロ政策は、国情の実際状況から出発して策定したものだ。昨年、我々は通年の経済・社会発展の主要目標任務を達成し、今年に向けても確固たる基礎を築いた。今年、各種の複雑な環境が変化し、不確定要因が増えている。5.5%という成長率をGDPの額に換算すると、中所得国のレベルに相当する。これはちょうど登山のようなものだ。目標とする山が1000メートルだった場合、10%は100メートルだが、3000メートルの山であれば、5%でも150メートルになる。しかも条件も変わり、気圧が低くなり、酸素が薄くなって、歩みが遅くなったように思えるが、実際にはその距離は長くなっている」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2022年3月11日