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李克強総理が中国・ポルトガル語圏経済貿易協力フォーラム閣僚会合でスピーチ

人民網日本語版 2022年04月11日14:08
李克強総理が中国・ポルトガル語圏経済貿易協力フォーラム閣僚会合でスピーチ

李克強総理は10日、中国・ポルトガル語圏諸国経済貿易協力フォーラム特別閣僚級会合の開幕式にテレビ会議の形式で出席し、スピーチを行った。新華社が伝えた。

李総理は「2016年の第5回閣僚級会合で中国側が発表したポルトガル語圏諸国との協力促進に関する措置は、すでに全面的に実行に移されている。中国とポルトガル語圏諸国との貿易額は5年連続で1000億ドル(1ドルは約124.8円)を超え、昨年は2000億ドルの大台に乗り、協力の強靭性と発展の潜在力を十分に示した」と指摘。

「現在、国際・地域情勢は変動的で不安定で、新型コロナウイルスの感染状況は依然として深刻であり、世界経済は不確実性と不安定化要因が著しく高まっており、各国は安危と苦楽を共にしている」と述べ、以下を提言した。

(1)平和と安定を維持し、発展と繁栄を促進する。中国はポルトガル語圏諸国を含む国際社会と共に、平和の維持、各国の共同発展・繁栄の促進のために引き続き建設的役割を果たすことを望んでいる。

(2)団結と協力を強化し、パンデミックに1日も早く打ち勝つ。中国は引き続きポルトガル語圏諸国とワクチン、治療薬及び保健分野で協力を強化し、澳門(マカオ)地区に中国・ポルトガル語圏諸国防疫交流センターを設立して、グローバル・ヘルスガバナンス・システムの整備を共に促進することを望んでいる。

(3)開放・協力を堅持し、経済回復を後押しする。中国は引き続きポルトガル語圏諸国と共に、貿易と投資の自由化及び円滑化を推進し、インフラの連結と生産能力の協力を推し進め、グリーン貿易及び省エネ・環境保護分野の協力を発展させ、協力のパイを大きくして新たな成長源を築き、発展の成果が各国の人々により良く恩恵をもたらすようにすることを望んでいる。

李総理は「マカオ地区は中国とポルトガル語圏諸国とをつなぐ懸け橋だ。中国中央政府は『一国二制度』、『マカオ人によるマカオ統治』、『高度の自治』の方針を確固不動として貫徹し、マカオ地区が中国とポルトガル語圏諸国の貿易・商業協力のためのサービスプラットフォーム構築をさらに進め、独自の強みをより良く発揮することを支持する。中国とポルトガル語圏諸国の共同努力の下、双方の互恵協力は着実に進み、さらに多くの成果を挙げ、さらに多くの大きな実を結ぶものと信じる」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年4月11日

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