習近平国家主席は17日午後、フィリピンのマルコス大統領とタイ・バンコクで会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国は常に戦略的観点からフィリピンとの関係を捉えている。双方は『一帯一路』(the Belt and Road)イニシアティブとフィリピンの『Build, Better, More』プログラムの連携を深め続け、ダバオ-サマル大橋建設プロジェクトをしっかりと行い、『2ヶ国、ツインパークス』協力の実施を検討し、クリーンエネルギー、教育、公衆衛生分野の協力を強化する必要がある。中国はフィリピンの良質な農業関連商品の輸入拡大を望んでいる。南中国海問題において、双方は友好的協議を堅持し、溝や争いに適切に対処する必要がある。中国とフィリピンは共にアジアの発展途上国であり、戦略的自律性を堅持し、平和・開放・包摂を堅持し、地域協力という大きな方向性を把握し、力を合わせて一国主義と覇権行為を防ぎ止め、共同で公平と正義を維持し、地域の平和と安定を守る必要がある」とした。
マルコス大統領は「フィリピンと中国には千年にわたる友好的交流の歴史があり、国交樹立以来、各分野で協力を推し進め続けてきた。フィリピンは中国と共に、潜在力を掘り起こし、インフラ、エネルギー、農業、人的・文化的分野の協力を拡大し、より安定的で、力強い二国間関係を構築することを期待している。フィリピンは引き続き『一つの中国』政策を堅持し、平和原則を堅持し、自主独立の外交を堅持していく。どちらか一方の側につくことはない」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月18日