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習近平国家主席が第17回G20サミットで重要演説

人民網日本語版 2022年11月16日11:29
習近平国家主席が第17回G20サミットで重要演説

習近平国家主席は15日、インドネシア・バリ島で開かれた第17回主要20ヶ国・地域首脳会議(G20サミット)で、「時代の課題に共に対処し、素晴らしい未来を共に築く」と題する重要演説を行った。新華社が伝えた。

習主席は「現在、世界は百年間なかった大きな変動の最中にある。これは世界の変化、時代の変化、歴史の変化だ。現在、新型コロナウイルスの感染状況が好転と悪化を繰り返し、世界経済は脆弱性が一層際立ち、地政学的状況は緊張し、グローバル・ガバナンスは重大な欠陥を抱え、食糧やエネルギーなどの危機が重なり、人類の発展は重大な試練に直面している。各国は人類運命共同体の意識を確立し、平和・発展・協力・ウィンウィンを提唱し、分断ではなく団結、対立ではなく協力、排他ではなく包摂を実現し、『世界はどうなっているのか、我々はどうすべきか』という時代の課題を共に解決し、困難を共に乗り越え、未来を共に築く必要がある」と指摘。

「我々はより包摂的な世界の発展を後押しする必要がある。団結が力であり、分断に活路はない。我々は同じ地球村に住んでおり、様々なリスクや課題を前に、同舟相救うべきだ。我々は、よりあまねく恩恵を及ぼす世界の発展を後押しする必要がある。各国が共に発展することこそが、真の発展だ。世界の繁栄と安定が、貧しい者がより貧しく、富める者がより富むことによって築かれることはあり得ない。我々は、より強靭性のある世界の発展を後押しする必要がある。経済のグローバル化は逆風に遭い、世界経済は後退のリスクに直面しており、各国はその影響を受け、発展途上国は真っ先にその打撃を被っている。我々は過去のいかなる時にも増して、発展の問題を重視する必要がある。我々は引き続き世界貿易機関(WTO)を中心とする多角的貿易体制を維持し、WTO改革を積極的に推進し、貿易と投資の自由化及び円滑化を推進する必要がある」と強調した。

習主席はまた「食糧とエネルギーの安全保障は世界の発展における最も差し迫った課題だ。現在の危機の根本原因は、生産や需要の問題ではなく、サプライチェーンに問題が生じ、国際協力が妨げられていることにある。その解決策は、市場監督・管理協力を強化し、コモディティ協力パートナーシップを構築し、開かれた、安定し、持続可能なコモディティ市場を構築し、共にサプライチェーンを円滑化し、市場価格を安定化することだ。食糧及びエネルギー問題の政治化、道具化、武器化に断固として反対し、一方的な制裁措置を撤回し、関係する科学技術協力の制限を解除する必要がある」と指摘。

「中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)が先日開催され、今後5年間、そしてそれ以降の中国の党と国家の事業の発展における目標と任務、重要な政策と方針をまとめた。中国は確固不動として平和的発展の道を歩み、改革を深め、開放を拡大し、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を推進していく。現代化へと歩み続ける中国は、必ず世界に一層多くの機会を提供し、国際協力に一層の弾みをつけ、全人類の進歩に一層の貢献を果たしていく」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年11月16日

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