習近平国家主席は16日午後、国連のグテーレス事務総長とインドネシア・バリ島で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国は国連中心の国際体制の揺るぎない支持者だ。世界平和を実現するには、国連憲章の趣旨と原則を遵守し、各国の安全保障上の合理的懸念を重視しなければならない。我々は発展を国際的な協議事項の中心的位置に据え、グローバル発展の新たな原動力を培い、グローバル発展パートナーシップを構築し、より強靭でグリーンかつ健全なグローバル発展の実現を推進し、発展の成果による恩恵が各国、各個人により多く、より公平に行きわたるようにする必要がある。中国は国連と協力を強化し、グローバル発展イニシアティブとグローバル安全保障イニシアティブが着実に成果をあげるよう共に推進することを望んでいる。我々は中国式現代化によって人類全体の進歩を後押しし、中国の新たな発展によって世界に新たなチャンスをもたらし、激動する世界の安定性と確実性を高めていく。中国は引き続き真の多国間主義を堅持し、国連の取り組みを揺るぎなく支持していく」とした。
グテーレス事務総長は「中国の打ち出したグローバル発展イニシアティブは国連の『持続可能な発展のための2030アジェンダ』と符合している。発展途上国の共同発展の支援において中国の払ってきた努力は比類なきものだ。国連は『一つの中国』原則を揺るぎなく支持する。『一つの中国』原則は抵触してはならぬレッドラインであり、尊重されねばならない。国連は中国と引き続き協力を緊密化することを望み、中国が世界の平和と発展に一層重要な役割を果たすことを期待している」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月17日