習近平国家主席は10日、ロシアのマトヴィエンコ上院議長と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「双方の互いの努力で、中露関係は常に健全で安定した発展の勢いを保ち、各分野の協力は着実に進み、両国の世々代々の友好を支える社会的な基礎と民意の基礎は一層堅固になっている。中国は引き続きロシア側と共に、互いに見守り助け合い、深く融合して通じ合い、開拓・革新し、あまねく恩恵を及ぼしウィンウィンである新時代の包括的な戦略的協力パートナーシップを発展させ、両国の発展と振興に助力し、繁栄し安定する、公平で公正な世界の構築を後押しすることを望んでいる」と表明。
また習主席は「立法機関の協力は中露関係の重要部分をなす。双方が共に努力して、立法レベルから両国の各分野における協力の持続的で健全な発展を促進・保障し、立法及び国政運営面の経験交流を強化し、両国の立法機関の協力をさらに新たな段階へと押し上げることを希望する。双方はまた、上海協力機構やBRICSなど多国間の枠組みでの意思疎通や協力を強化し、グローバル・ガバナンス改革を正しい方向へとリードし、新興国と発展途上国の共通利益をしっかりと守る必要がある」とした。
マトヴィエンコ議長は「ロシアの議会は中国との協力の深化を幅広く支持しており、中国の全人代と交流や対話を一層強化し、両国首脳の共通認識を実行に移すために法的な保障をすることを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月11日