世界の屋根で発電 中国最高標高の風力発電所が系統接続

人民網日本語版 2023年08月04日11:23

三峡集団が3日に明らかにしたところによると、標高5000メートル以上に位置する中国で標高が最高の風力発電所である西蔵(チベット)措美哲古風力発電所の第1弾・5基(単体容量3.6MW)の風力発電機が系統接続した。科技日報が伝えた。

同発電所はヒマラヤ山脈北麓の山南(ロカ)市措美県哲古鎮に位置する。風力発電機は標高5000−5200メートルの間に設置され、総発電設備容量は72.6MW。同発電所は西蔵自治区初の超高標高風力発電開発技術研究・科学技術モデルプロジェクトで、西蔵メイン電力網に接続した初の風力発電プロジェクトでもあり、世界の高原における風力発電建設の奇跡を生み出した。

三峡集団は2020年より、「拠点化・規模化・集中化」の全体的なアプローチに基づき、同発電所プロジェクトの建設を加速度的に進めてきた。プロジェクトの全面的な完成・稼働後の年間送電量は2億kWhを超えており、標準石炭の消費量を毎年6万トン以上、二酸化炭素の排出量を17万3000トン近く、二酸化硫黄の排出量を20トン以上削減できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月4日

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