中国の「専精特新」の小巨人企業が累計1万2000社に

人民網日本語版 2023年08月08日11:18

四川省宜賓市にある宜賓市極米光電有限公司の製品展示ホールでは、壁に掛かったスクリーンに色鮮やかな動画が投影されていた。同社の製品ディレクターは、「これは当社が今年打ち出したスーパーカクテル照明機能搭載のプロジェクター装置だ。開発チームは100以上のプランを試みて、最終的にLEDとレーザーの2つの光源を十分に、均等に、正確に混合し、より色域と輝度が高く、色が正確なスーパー・カクテル照明自然スペクトル表示技術を開発した」と説明した。

このようなイノベーションは、数多くの「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」の小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)で行われている。工業・情報化部(省)の関係責任者はこのほど行われた全国「専精特新」中小企業発展大会2023の中で、「現時点で、中国が育成した『専精特新』の中小企業は9万8000社あり、そのうち『専精特新』の小巨人企業は1万2000社に上る」と述べた。

「専精特新」の小巨人企業はイノベーションの中心を担う存在となった。ここ数年、同部は段階的な育成を行って、中小零細企業が力を集中させることで得意分野を形成し、配置によって産業を強化し、イノベーションによって市場を獲得するよう誘導し、「専精特新」の発展を実現するようにしてきた。データを見ると、ここ数年に「専精特新」の小巨人企業が国家級・省級の研究開発機関を1万ヶ所以上設立しており、発明特許授与件数は累計20万件を超えた。

「専精特新」の中小企業が質の高い発展の「ブースター(推進装置)」となっている。同部の調査データによれば、今年1-5月には、「専精特新」の小巨人企業の営業利益率は9.9%で、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)よりも4.7ポイント高く、「専精特新」の中小企業の営業利益率は7.1%で、同1.9ポイント高かった。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年8月8日

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