中国初の超深水海域での海中パイプライン洗浄作業が完了
人民網日本語版 2023年08月23日16:16
「深海1号」大型ガス田の生産開始後で初の水中パイプライン洗浄作業が完了した。これは中国が初めて行った超深水海域における水中パイプラインの洗浄作業でもあり、中国の超深水ガス田生産・運営メンテナンス技術体制の整備、今後の効率的な深水油ガス田開発に向けた技術の蓄積にプラスとなる。中央テレビ網が伝えた。
「深海1号」大型ガス田は「超深水水中生産システム+半潜水式生産プラットフォーム」モデルで海洋天然ガス資源を開発し、水深1500メートルのところに水中生産システムを設置し、そして海中パイプラインにより水面・水中生産施設と一体化する。
海中パイプラインは「海上油ガス田の血管」と呼ばれ、長期的な海洋油ガスの輸送において「血栓」のような詰まりや「プラーク」、腐食といった問題が生じる可能性がある。この際にパイプライン内で洗浄用ピグを発射することで洗浄作業を行う。
「深海1号」ガス田はこの海中パイプライン洗浄装置を3セット配備し、ガス田内部の生産施設の海中パイプラインと外部輸送の海中パイプラインの洗浄作業にそれぞれ用いている。今回実施された超深水パイプライン洗浄作業はガス田内部の生産施設の海中パイプラインのみで、洗浄の総距離は100キロメートルを超えている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月23日
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