海洋石油工程股份有限公司が27日に明らかにしたところによると、中国が独自に研究開発した初の2500メートル級超深水杭打ちハンマーの海上試験が成功した。中国国内の超深水杭打ち中核設備の技術の空白を埋めた。人民日報が伝えた。
杭打ちハンマーは海洋油ガスや風力発電などの各種プラットフォームの海底基礎構築の重要設備だ。今回海上試験を行った超深水杭打ちハンマーの自重は約165トン、杭打ち直径は2.5メートルに達する。杭打ち中に内部構造の衝撃を利用し、生まれた衝撃力を杭本体に伝える。250標準気圧相当の強い海水圧力を受けながら、最速3時間で数千回の杭打ちを行い、長さ100メートルの鉄杭を海底に打ち込む。省エネで汚染が少なく適応性が高いといったメリットがある。
今回研究開発された超深水杭打ちハンマーの設計作業水深は、中国の主要海域をカバーできる。超深水杭打ちハンマー全体案の設計、重要中核部品の設計・製造など複数の重要技術を相次いで確立した。作業位置の制御精度が準メートル級に達し、総合性能で世界トップレベルに達した。これは中国の深海油ガス資源開発の加速、中国の国家エネルギー安全保障に対して重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月29日