中国、日本政府による原発汚染水海洋放出の即時停止を共同で促すよう国際社会に呼びかけ
人民網日本語版 2023年08月28日11:36
中国の耿爽国連次席大使は25日、日本の福島原発汚染水の海洋放出の問題に関する国連総会の会合で、「中国は、全世界の海洋環境、世界各国の人々の健康と幸福に予測不能なダメージや損害が及ぶことを回避するため、間違った決定を改め、原発汚染水の海洋放出を即時停止し、誠実な姿勢で関係国及び利害関係者と善意ある意思疎通を図り、責任ある方法で原発汚染水を処分するよう日本政府に共同で促すことを国際社会に呼びかける」と表明した。新華社が伝えた。
耿大使は「国境を越えて影響を与える原発汚染水の処分は、決して日本だけの問題ではない。日本側のこの行動は公共の利益を無視し、太平洋島嶼国を含む全世界に放射性物質汚染のリスクを公然と押し付けるものであり、極めて利己的で無責任だ」と指摘。
「原発事故による汚染水を人為的に海洋放出した前例はなく、一般に認められた処分基準もない。福島原発汚染水の海洋放出が海洋環境、食品の安全、人の健康に与える影響をめぐっては、長い間深刻な懸念が存在し続けており、日本側のやり方の正当性、合法性、安全性も広く疑問視されてきた。日本は、原発汚染水浄化装置の長期的な信頼性、原発汚染水に関するデータの信憑性と正確性、海洋放出に関するモニタリング計画の十全性と有効性に対する国際社会の重大な懸念をいまだに解消していない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年8月28日
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