【イラストで読み解く】フェンタニル乱用問題の責任を中国に転嫁する米国

人民網日本語版 2023年09月11日14:03

イラスト作成・馬宏亮(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止)

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米国の一部高官が先ごろ、フェンタニルの問題を再び意図的に誇張し、このオピオイド系薬物の米国内での乱用問題を中国のせいにしたうえ、対中制裁法案化の推進を主張した。

米国では、フェンタニルの乱用がすでに深刻な公衆衛生上の危機となっている。米疾病対策センター(CDC)の統計は、合成オピオイド系薬物、特にフェンタニルによる死亡者が近年急増していることをはっきりと示している。また米メディアは、サンフランシスコ検視局の統計で、同市で7月に薬物の過剰摂取で死亡した71人のうち62人がフェンタニルによるものだったと報じている。

米国が自国内のフェンタニル氾濫の責任を中国に転嫁するのは全く理不尽だ。実際には、これは完全に、米政府が薬物規制・監督に力を尽くさず、自国民による薬物乱用の習慣化を放任したことによるものだ。米国がすべきは責任転嫁ではなく、国内の処方薬管理を強化し、現在の間違ったやり方を正すことである。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年9月11日

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