イラスト作成・譚希光(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止)
米欧の一部政治屋は最近、「デリスキング(リスク低減)」という新たな言葉をしきりに口にしている。実際には、いわゆる「デリスキング」は「デカップリング」に着せた「新たな衣装」に過ぎない。つまり、表現を変えただけで中身は同じようなものだ。
いわゆる「デリスキング」の本質は、依然として中国の発展を抑え込み、「デカップリングと産業・サプライチェーンの分断」をより精密化するものだ。米誌フォーリン・アフェアーズは、米国が推し進める「デリスキング」の概念は、実際にはチップや重要原材料など重要分野で中国の発展を制限すると同時に、中国市場の世界的な影響力を制限することだと指摘する。
米国が口にするいわゆる「デリスキング」は、「リスクの排除」ができないだけではなく、グローバルな産業・サプライチェーンの安定性を撹乱し、国際経済関係・秩序を破壊し、経済のグローバル化に甚大な打撃を与えるものだ。自国の覇権維持のためにはあらゆる代償を辞さない米国こそが、最大の「リスク」なのだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月17日