王毅氏がロシアのラブロフ外相と会談
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は現地時間18日、ロシアのラブロフ外相とモスクワで会談した。新華社が伝えた。
王氏は「両国首脳の戦略的リーダーシップの下、中露関係は健全で安定した発展の勢いを維持し、実務協力は絶えず深まり、人的往来は急速に増加している。恒久的な善隣友好、包括的な戦略的協力、互恵協力・ウィンウィンという中露関係は、両国それぞれの発展と振興に寄与し続け、両国民に重要な利益をもたらす」と指摘。
「中露は共に自主独立の外交政策を遂行しており、双方間の協力は第三国を標的としておらず、第三国の干渉を受けず、ましてや第三国に左右されるものではない。世界の大国として、また国連安保理常任理事国として、中露には世界の戦略的安定性を維持し、世界の発展と進歩を促進するという重要な責任がある。一方的な行動、覇権主義、陣営対立という逆流の台頭を前に、中露は時代の進歩の潮流に沿い、大国としての責任感を示し、果たすべき国際的義務を履行し、戦略的協力の継続的強化によって、真の多国間主義を堅守し、世界の多極化プロセスを推進し、グローバル・ガバナンスのより公正で合理的な方向への前向きな発展を促進するべきだ」とした。
ラブロフ外相は、ウクライナ危機についての見解を説明。中国のポジションペーパーについて、各国の安全保障上の懸念のいずれにも配慮しており、紛争の根本的原因の除去に資するものであることを評価し、ロシアが交渉と対話に対して引き続きオープンな姿勢であることを説明した。これに対し王氏は「中国は一貫して和平交渉という正しい方向性を堅持しており、危機の政治的解決のために自らの方法で建設的な役割を果たしていく」と表明した。
両氏は、関心を共有する国際・地域問題についても意見交換を行った。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年9月19日
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