2024年の「故宮カレンダー」が発売 干支である竜の要素が満載

人民網日本語版 2023年09月21日08:22

故宮博物院の文化の代名詞である「故宮カレンダー」が19日に発売された。「故宮カレンダー・2024年」の表紙には、清の時代の黄地九竜牡丹紋漳絨毯が描かれ、海の上を竜が飛ぶ様子がデザインされている。中国新聞網が報じた。

カレンダーには、厳選された故宮博物院所蔵の文化財366点が、タイプごとに分類され、それらの写真約600枚が収録されている。細部に注目し、文化財を比較するスタイルを採用し、様々な角度から、故宮博物院所蔵の文化財の背後にある物語が全面的に描き出されている。

2024年の干支・辰(竜)をテーマにした「故宮カレンダー・2024年」には、竜の文化財93点の画像が収録されており、金竜藻井、屋檐走獣、竜椅、建築彩画といった紫禁城の竜の要素を満載し、故宮博物院所藏の竜の文化財に対する理解を深めることができる。例えば、1月は、「竜」の形、またはそれが描かれた文化財、7月は紫禁城の「竜」の要素、8月は戸棚や五色墨、竜が描かれた蠟箋、竜の模様入りの朝服といった宮廷で使われていた家具や書斎、服・飾りの竜の要素が採用されている。故宮ファンにとっては、毎日がサプライズとなり、期待は膨らむばかりだ。

竜の文化財のほか、「故宮カレンダー・2024年」は、中国伝統行事にもスポットを当てており、春節(旧正月)や端午節(端午の節句)、中秋節(旧暦8月15日)、宮廷の誕生日イベントなど、昔の人々の祝祭日や長寿祝いの様子が生き生きと紹介されている。2月から5月は、「宮廷の春節」をテーマに、元旦から元宵節(旧暦1月15日)までの、宮廷の風習や関連の文化財が紹介されている。6月は、宮廷の「端午節」の風習や関連の文化財が紹介されている。9月は、宮廷の「中秋節」の風習や関連の文化財が紹介されている。10月から12月は、「帝王賀寿」をテーマに、皇帝の誕生日、太后の誕生日、国を挙げて祝う祝日を紹介している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年9月21日

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