盛夏を迎えた北京は、明るい日差しが降り注ぎ、活気あふれる季節となる。北京の中軸線上では、一部の文化財に指定されている建造物が、保存修理が行われたうえで最近再びお披露目されたり、一般公開が再開したりしており、夏の中軸線に花を添えている。新華網が報じた。
北京市を南北に貫く全長7.8キロの中軸線は、北端の鐘楼・鼓楼から万寧橋、景山、故宮、端門、天安門、外金水橋、天安門広場とその建築群、正陽門(前門)、中軸線南側道路遺構を経て、南端の永定門まで続いている。そして、それを挟むようにして東西に太廟や社稷壇、天壇、先農壇が並んでいる。北京中軸線は700年以上の歴史を誇り、今に至るまで都市の発展に影響を与え続けてきた。
北京中軸線は700年以上の間、四季の移り変わりや、時が経つほど価値が高まる古都・北京を見守ってきた。最近実施が始まった「北京中軸線保護管理計画(2022—2035年)」は、北京中軸線の遺産エリアとバッファーゾーンを初めて具体的に線引きしている。これは、北京中軸線の世界遺産登録に向けた活動が新たなステージへと進んでいることを物語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年7月27日