中国、各学科で最も影響力を持つ学術誌論文数が初の世界一に

人民網日本語版 2023年09月21日10:43

中国科学技術情報研究所が20日に発表した「中国科学技術論文統計報告2023」によると、中国が2022年各学科で最も影響力を持つ学術誌に掲載した論文数は1万6349本で、世界全体の30.3%を占め、初めて米国を抜き世界一になった。科技日報が伝えた。

各学科でインパクトファクターが最高の学術誌は、世界の各学科で最も影響力を持つ学術誌とみなすことができる。22年は178学科・分野に159種の最も影響力ある学術誌があった。

今年7月現在の中国の注目論文数は22年統計時より6.7%増の1929本で、世界全体の45.9%を占め世界一を維持した。米国が2位。中国の高被引用論文数は5万7900本で、世界全体の30.8%を占め世界2位を維持した。

過去2年間近くに発表され直近の2ヶ月で大量に引用される上、被引用数が当該学科のトップ1‰に入る論文が注目論文と呼ばれる。各学科の論文の2013-23年の被引用数が世界のトップ1%に入る論文が高被引用論文と呼ばれる。

また筆頭著者と筆頭機関の統計・分析結果によると、中国が発表した高水準国際学術誌論文は9万3600本で、世界全体の26.9%を占め、被引用数が64万9600回にのぼった。論文発表数と被引用数はいずれも世界一。

国際論文被引用数の統計によると、中国は農業科学、化学、コンピューター科学、工学技術、材料科学、数学の6学科のランキングで世界一となり、前年度より数学が新たに加わった。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年9月21日

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