【白書解説】人類運命共同体の理念は豊かに発展し、人々の心に深く浸透

人民網日本語版 2023年09月27日14:30

習近平国家主席が人類運命共同体の構築という理念を提唱してから、今年で10年になる。国務院新聞弁公室は9月26日、「手を携えて人類運命共同体を構築:中国のイニシアティブと行動」と題する白書を発表するとともに、記者会見を開き、白書の内容について解説を行った。新華社が伝えた。

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は記者会見で、「10年前、『世界はどうしたのか、我々はどうすべきか』という深い世界の問い、歴史の問い、時代の問いに対して、習主席は大国と大政党の指導者としての広い戦略的視野、卓越した政治的知恵、強い使命感をもって、人類運命共同体の構築という理念を打ち出して、歴史の転換点において世界の発展のために正しい方向を指し示し、混迷する時代において国際協力のために強大な共通認識を形成した」と指摘。

王氏は「過去10年間、習主席は国賓訪問から多国間首脳会議に至るまで、多くの国際的な場でこの重大な理念を系統立てて説明し、『5つの世界(恒久的に平和な世界、普遍的に安全な世界、共同で繁栄する世界、開放的で包摂的な世界、クリーンで美しい世界)』を総目標とし、全人類共通の価値観を追求すべき価値観とし、新型の国際関係の構築を基本的道筋とし、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設を実践プラットフォームとし、グローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブを重要な拠り所とする科学的理論体系を徐々に形成した」と説明した。

白書は「人類運命共同体という理念は、ブロック政治の『小集団』のルール、パワー至上の論理、少数の西側諸国の定義する『普遍的価値観』を超越し、時代の潮流に沿い、グローバルな協力を提唱し、より公正で合理的な方向への国際秩序の発展を促進する」と指摘した。

人類運命共同体という理念は、6年連続で国連総会の決議に盛り込まれ、上海協力機構(SCO)やBRICSなど多国間枠組みの決議や宣言にも繰り返し盛り込まれており、数多くの発展途上国を中心に国際社会の理解と支持を得てきた。

王氏は「人類運命共同体の構築は、歴史の法則を把握し、人類の発展を促進するうえでの必然的な選択であり、時代の潮流に沿い、グローバル・ガバナンスを高度化するうえでの正しい方向性であり、平和的発展を堅持し、協力・ウィンウィンに尽力するうえでの有るべき筋道だ。この理念が平和・正義・進歩を追求する声を反映し、素晴らしい世界を共同建設するという世界の最大公約数を結集するものであり、各国の団結と協力、人類の素晴らしい未来の共同創出の促進にとって重要な意義を持つことを認識する国々や人々が増えている」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年9月27日

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