外交部(外務省)の8日の定例記者会見で、毛寧報道官がロシアのプーチン大統領が7日の東方経済フォーラムで行った発言について質問に答えた。
【記者】ロシアのプーチン大統領が7日の東方経済フォーラムで「国際関係体制には、すでに不可逆的な構造的変化が生じ、アジア太平洋地域を含む新興国の役割が顕著に高まっている。西側諸国による制裁は、すでに新型コロナのパンデミックに代わる世界にとって最大の脅威となっている。米国は、歴史的プロセスの発展を阻むためには、過去百年にわたり確立されてきた金融・通貨など国際経済秩序の柱を破壊し、自らの意図に基づき自分に有利なルールを構築することも辞さない」と述べたとの報道について、コメントは。
【毛報道官】中国とロシアは国連安保理の常任理事国として、また主要新興国の代表として、国連中心の国際体制及び国際法に基づく国際秩序を常に断固として守り、真の多国間主義を揺るぎなく実践し、パンデミック下の世界経済の回復促進に常に尽力している。これと鮮明なコントラストを成すことに、特定の国は国連憲章の趣旨及び国際法の原則を顧みず、事あるごとに他国に対して不法な一方的制裁を科し、世界の政治・経済秩序と国際ガバナンス体制に深刻な打撃を与えている。
中国は引き続きロシアを含む国際社会と共に、世界の多極化、経済のグローバル化、国際関係の民主化を促進していく。我々は新型の国際関係と人類運命共同体の構築を後押しするために、積極的に貢献していく。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月9日