中国初の時速350km海上高速鉄道が28日に開通へ
写真提供・科技日報(撮影・馬海東)
中国国家鉄路集団有限公司(国鉄集団)が26日に明らかにしたところによると、中国初の時速350kmで海を跨いで走行し、福建省の福州、厦門(アモイ)、漳州を結ぶ福厦高速鉄道が28日に開通して営業をスタートする。福州と厦門が最短55分で結ばれ、両地域の「1時間生活圏」が形成される。新華社が伝えた。
写真提供・科技日報(撮影・林峰)
福厦高速鉄道は福州南駅から、同省の莆田市、泉州市、厦門市、漳州市を経由して、漳州駅に至り、全長は277km。国鉄集団の関係責任者によると、福厦高速鉄道は京張高速鉄道(北京-張家口間)、京雄都市間鉄道(北京-雄安間)に続いて中国が建設運営するスマート高速鉄道であり、中国の高速鉄道がスマート化分野の模索でまた一歩前進し、スマートモビリティ建設に新たな原動力を注入したことを示している。
写真提供・科技日報(撮影・李金明)
中国鉄道建築集団傘下の、福厦高速鉄道の設計を担当した機関である中鉄第四勘察設計院集団有限公司の孫沢昌BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)チーフエンジニアは、「福厦高速鉄道はデジタル化情報モデリングをベースにしたBIM技術などのスマート建造技術を採用し、高速鉄道の設計、施工、運営など全プロセスの一体化管理を実現し、全線にわたり専門的な『3Dデジタル福厦高速鉄道』を構築した。またスマートセンサー、スマートIoT(モノのインターネット)、エッジコンピューティング、地理情報など現代の情報技術を集積・応用することを通じて、当院が設計した24時間リアルタイムモニタリング管理プラットフォームが最近すでに運営を始めており、これから福厦高速鉄道の運営の安全性をより一層保証することになる」と説明した。
福厦高速鉄道は最高速度350km/hで運営され、高速列車「復興号」のスマート型車両が運行される。福州から、厦門までの移動時間は最短55分になり、漳州までは最短89分になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年9月27日
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