フィリピン公船の黄岩島不法侵入について中国海警局がコメント

黄岩島のラグーンに不法侵入するフィリピン公船を遮る中国海警局の船舶。

中国海警局の甘羽報道官は27日、フィリピン公船の黄岩島不法侵入について「9月22日、フィリピン漁業水産資源局の公船が中国政府の許可を得ずに中国の黄岩島（スカボロー礁）周辺海域に不法侵入し、もめ事を引き起こした。中国海警局は法に基づき、大音量での警告、航路管制など必要な措置を講じて効果的に管理・コントロールし、フィリピン船がラグーンに侵入した際には、一時的に阻止網（フローティングバリア）を設置した。その後、9月23日に中国海警局は阻止網を撤去し、通常の管理を再開した。現場のオペレーションはプロフェッショナルで規範に合い、合法的で理にかなうものだった。フィリピン側が中国側の阻止網を撤去したというのは、全くの事実捏造であり、自作自演だ。中国海警局は法に基づき中国の管轄海域で権益維持・法執行活動を続けて、国家主権と海洋権益を断固として守っていく」とした。（編集NA）

黄岩島のラグーンへのフィリピン公船の侵入時、中国海警局は一時的に阻止網を設置。

中国海警局は取締り終了後、9月23日に主体的に阻止網を撤去。

「人民網日本語版」2023年9月28日