中国政府中東問題特使がパレスチナ・イスラエル情勢についてパレスチナ第1外務次官と電話会談

人民網日本語版 2023年10月12日16:29

中国政府の翟雋・中東問題特使は11日、パレスチナ・イスラエル情勢について、 パレスチナのアマル・ジャドー第1外務次官と電話会談を行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

翟特使は「中国側は、現在パレスチナ・イスラエル間の衝突が激化し、罪のない民間人に多数の死傷者が出ていることに深く心を痛め、パレスチナの安全及び人道状況の深刻な悪化を深く憂慮している。即時停戦と民間人の保護が当面の急務だ。国際社会はしっかりと役割を果たし、共同で事態の沈静化を後押しし、パレスチナの人々に人道的支援を行うべきだ。パレスチナとイスラエルの衝突の連鎖から抜け出す道は、『二国家解決』の基礎に立ち戻り、和平交渉を再開し、独立したパレスチナ国を樹立して、パレスチナとイスラエルの平和共存を実現することにある。中国側は引き続き停戦を後押しし、人道的危機の緩和を手助けし、積極的に和平交渉を促進して、パレスチナ問題の包括的で公正かつ永続的な解決を後押しするために建設的な役割を果たしていく」とした。

ジャドー第1外務次官は、パレスチナ問題において中国が長年にわたり正義の立場を堅持し、積極的に和平交渉を促進してきたことに謝意を表明し、「現在、パレスチナの人道状況は極めて厳しい状況にあり、国際社会は責任を担い、停戦を後押しするとともに、和平交渉を再開し、『二国家解決』に基づいて独立したパレスチナ国を樹立させるべきだ。パレスチナ側は中国を信頼しており、中国が現在の状況において引き続き建設的な役割を果たすことを希望する」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年10月12日

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