中国とセルビアが自由貿易協定に調印 その重要な意義は?

人民網日本語版 2023年10月18日16:37

10月17日、中国の習近平国家主席とセルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領が共に見守る中で、中国商務部(省)の王文涛部長とセルビア国内・対外貿易省のトミスラフ・モミロビッチ大臣がそれぞれ本国政府を代表して「中華人民共和国政府とセルビア共和国政府の自由貿易協定」に調印した。これは中国が中東欧諸国との間で初めて調印した自由貿易協定(FTA)であり、中国が調印した22番目のFTAでもあり、セルビアは中国の29番目の自由貿易パートナーになった。

同FTAの調印は両国指導者の共通認識を実行に移すための重要な措置であり、世界に向けた高い標準のFTAネットワークを拡大するための更なる重要な実践であり、第3回「一帯一路」(the Belt and Road)国際協力サミットフォーラムの重要な成果でもある。

セルビアは中国の「一帯一路」共同建設における重要な協力パートナー。2022年には両国の二国間貿易額は前年比10.1%増の35億6000万ドル(1ドルは約149.7円)に達した。両国はこれからFTAを通じて高い水準の相互開放を実現し、二国間経済貿易協力のために新たな制度的取り決めを構築し、両国企業のためにより優遇的・円滑的で、透明性があり、安定したビジネス環境を創出し、質の高い「一帯一路」共同建設の推進と中国・セルビアの全面的な戦略的パートナーシップの深化のために新たな原動力を注入していく。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年10月18日

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