中国がモーリシャスとFTA調印 アフリカと初のFTA

人民網日本語版 2019年10月18日11:26

中国とモーリシャスは17日に自由貿易協定(FTA)に調印した。中国にとって17件目のFTAになり、アフリカ諸国との初のFTAでもある。新華社が伝えた。

同日、中国の商務部(省)の鍾山部長と李■(品の口が水)光(M. K. Lee HonChong)駐中国モーリシャス大使がそれぞれ両国政府を代表して北京で、「中華人民共和国政府とモーリシャス共和国政府の自由貿易協定」に調印した。

このFTA交渉は2017年12月にスタートし、4回にわたる集中的な協議を経て、18年9月2日に妥結した。内容は物品貿易、サービス貿易、投資、経済協力などに及び、交渉の目標の「全面的、高水準、互恵」を達成した。

物品貿易分野で、中国とモーリシャスが最終的にゼロ関税を実現する製品の税目の割合は中国が96.3%、モーリシャスが94.2%になり、相手国からの輸入額に占める割合は平均92.8%になる見込みだ。中国が現在、モーリシャスに輸出する主な製品、たとえば鉄鋼製品、繊維製品、その他の軽工業製品などはいずれもここから利益を得るとみられる。モーリシャスの特殊砂糖も中国市場へ徐々に進出するとみられる。双方は原産地規則、貿易救済措置、技術的貿易障壁、衛生と植物検疫などの問題でも一致した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月18日

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