中日韓FTA交渉の進展状況は? 商務部の鍾山部長が発言

人民網日本語版 2019年12月23日15:29

第12回中国・日本・韓国3ヶ国経済貿易閣僚会議の記者会見が22日に北京で行われた。中国商務部(省)の鍾山部長、韓国産業通商資源部の成允模(ソン・ユンモ)長官、日本経済産業省の梶山弘志大臣が共同で会議を主催した。中国証券網が伝えた。

鍾部長は、「三者は地域経済一体化、地方協力、中日韓プラス、EC、相互接続、エネルギーなどの分野の協力について意見を交換した」と述べた。

三者は、2020年に予定通り東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名することを積極的に推進するとともに、これを基礎として中日韓自由貿易協定(FTA)交渉を加速的に推進すると改めて述べた。

中国は、「相互接続や中日韓プラスなどの協力を強化し、『汎黄海経済技術交流会議』など3ヶ国による地方協力メカニズムの構築を深化させる」と提起し、日韓側の積極的な支持を得た。中国は日韓が提起したEC、エネルギー、高齢化対策といった議題について協力を強化したいとしている。

中日韓は貿易額が7200億ドル(1ドルは約109.4円)を超え、人口は16億人を超え、国内総生産(GDP)の規模はおよそ20兆8千億ドルに達し、世界に占める割合は24.5%に上る。

今年は中日韓3ヶ国協力の20周年目に当たる。今回の閣僚級会議はまもなく開かれる第8回中日韓首脳会談に向けて、経済貿易分野の地ならしをした。

この前日、中日韓FTA交渉の首席代表会合が北京で行われた。中国商務部の王受文副部長兼国際貿易交渉副代表と日本外務省の香川剛廣特命全権大使(国際貿易・経済担当)、韓国産業通商資源部の呂翰級部長補佐がそれぞれ代表団を率いて出席した。三者は物品貿易、サービス貿易、投資・ルールなどの重要な議題について踏み込んだ意見交換を行い、積極的な進展を得られたとともに、今後の作業日程について原則的な共通認識に達した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年12月23日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング