IAEA中国代表、日本に厳格な国際的監視の受け入れを促す
人民網日本語版 2023年11月27日15:55
中国の李松・国際原子力機関(IAEA)常駐代表は24日のIAEA理事会で、日本による福島原発汚染水の海洋放出に断固たる反対を重ねて表明したうえで、厳格な国際的監視に全面的に協力し、これを受け入れるよう日本に促した。新華社が伝えた。
李氏は「原発事故汚染水の人為的な海洋放出はかつてない事であり、放射性核種の大量流入による海洋への累積的影響は不確実性が極めて高い。福島原発汚染水の海洋流入量は増え続けているが、国際社会は、日本の浄化装置が長期にわたり効果的で信頼できるものであると仮定することはできず、日本が30年間にわたりミスや過ちを犯さずに海洋放出を管理できると仮定することもできない。独断専行で海洋放出を推進する日本側の行為に対して、中国は常に、日本に対する国際的監視の全面的な強化、福島原発汚染水の海洋放出に対する長期的な国際的モニタリング体制の不断の整備を揺るぎなく主張し、積極的に後押ししてきた。中国はIAEA事務局に対して、客観的で公正かつ科学的な姿勢を堅持し、加盟国と意思疎通を強化し、日本に対する国際的なモニタリング体制を強化し続けるよう求める。IAEAの加盟国と理事会は日本に対する国際的モニタリング体制の整備過程において役割を果たすとともに、海洋放出問題及び国際的モニタリング体制について定期的に審議するべきだ」と表明。
さらに「中国は日本に対して、真摯に責任を負う建設的な姿勢で、引き続きIAEA事務局及び加盟国と話し合い、厳格な国際的監視に全面的に協力し、これを受け入れるよう促す」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月27日
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