霍爾果斯通関地で「一歩足を踏み入れれば中国からカザフスタンへ」を体験
新疆維吾爾(ウイグル)自治区の烏魯木斉(ウルムチ)や喀什(カシュガル)、霍爾果斯(コルガス)の3エリアをカバーしている中国(新疆)自由貿易試験区が先ごろ正式に発足した。霍爾果斯通関地を取材し、ビザなしでのカザフスタン訪問を体験した。そこでは、「一歩足を踏み入れれば中国からカザフスタンへ」という体験が可能になっている。
一歩足を踏み入れれば中国からカザフスタンへ
まずは烏魯木斉駅から旅客列車K9789号に乗車し、翌朝、霍爾果斯に到着。そして中国・カザフスタン霍爾果斯国際国境協力センターで、パスポートを提示すれば、両国の国境がある「特別エリア」に入ることができる。パスポートを持っていない場合は、身分証明書を提示して「通行証」を発行してもらうこともできる。
この特別エリアには、中国側であることを表す赤いラインと、カザフスタン側であることを表す水色のラインが引かれている。そこではまさに「一歩足を踏み入れれば中国からカザフスタンへ」を体験できるのだ。
この特別エリアは観光客にとって「ショッピングのパラダイス」でもあり、様々な商品が並んでおり、思わず「爆買い」してしまう人も少なくない。免税店が何軒もあり、世界各地から寄せられたタバコや化粧品、腕時計、バッグなど1万点以上の商品が並んでいる。
またここは「グルメ天国」でもあり、協力センターのレストラン広場には、中央アジア5ヶ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)の店約30軒が並び、バラエティーに富み、香りも、見た目も、味にも優れた特色あふれるグルメを存分に楽しむことができ、たくさんの観光客で賑わっている。
カザフスタンをじっくりと旅行したい場合は、霍爾果斯国際バスターミナルで、身分証明書とパスポートを提示し、取扱い窓口で料金を支払えば、出国手続きができ、バスに乗って、気ままな外国旅行に出かけることもできる。
今年11月10日から、「中華人民共和国政府とカザフスタン共和国政府のビザ相互免除に関する協定」が正式に発効した。それにより、両国の国民は事前にビザの申請をすることなく、相手国に行くことができるようになった。1回の入国につき、最長30日滞在することができる。180日のうちに滞在できる期間は累計で90日以内となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年12月11日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn