タイ人留学生「中国の伝統文化と美しい景色に夢中」
吉林外国語大学でツーリズム・マネージメントを専攻しているタイ人の女子留学生である李佳夢さんは、「中国には人的・文化的景観や壮大な自然の景色がたくさんあるので、一人でも多くの人に知ってもらいたい。中国に来てから、その文化や美しい景色に夢中になっている。今後はいろんな所に行って、いろんなものを見、見聞きしたことや学んだことを友達に紹介したい」と話す。中国新聞網が報じた。
北京の故宮博物院をバックに漢服姿で記念撮影した李佳夢さん(写真は李佳夢さん本人が提供)。
李さんは3年かけて、中国語検定試験・HSK(漢語水平考試)に合格し、中国留学の奨学金を手にした。留学中、李さんはショート動画アプリのアカウントを作成し、中国での勉強や生活の様子を捉えた動画をアップするようになった。今年に入り、北京市や広東省、河北省、黒竜江省、雲南省などを旅行したといい、「北京の故宮博物院で漢服を着て写真を撮ったことは、忘れられない思い出」と語る。
そして、「中国各地のご当地料理を食べ歩く旅が大好き。そのため毎回観光するコースを決める時、おすすめの観光スポットガイドを探すほか、事前にご当地グルメ情報も集める」という。
ウサギが描かれた飾り提灯を作る李さん(撮影・呂盛楠)。
大学では端午節(端午の節句)にちまき作りを、中秋節(旧暦8月15日)には月餅を食べたり、ウサギが描かれた飾り提灯を作ったりしている李さんは、「中国の伝統文化は奥深く、とても素敵。とても魅力があるので、もっと理解を深めたい」としている。
余暇の時間は大学から外に出て、地下鉄やライトレールに乗って遊びに出かけるのだという。そして、「中国の公共交通機関はとても発達していて、便利で環境にも優しい。いろんな都市を旅行してきたが、どこに行っても公共交通機関が印象深い。観光業の発展は、アクセスと密接に関係している」と指摘する。
地下鉄に乗る李さん(撮影・呂盛楠)。
吉林省長春市は四季がはっきりしており、ひらひらと舞う雪が冬の到来を告げる。李さんは、「今年の冬休みは帰国しない予定。中国で遊んで、冬を楽しみたい」と話す。吉林省はすでに冬本番に突入しており、李さんはスキーをとても楽しみにしているという。
タイは今年、中国人観光客を呼び戻そうと、一連のPR活動を展開している。李さんは、「タイと中国はどちらも観光業がとても発展している。両国の観光客の往来が増えればウィンウィンとなる。中国の雲南省昆明市とタイのバンコクを繋ぐ中国・タイ鉄道が将来的に開通すれば、交流はさらに盛んになる。ガイドになって、タイと中国の観光客に素晴らしい自然の景色や歴史文化を堪能してもらうことが私の目標」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年12月1日
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