米国の対台湾地区武器売却に中国国防部「台湾地区を利用した中国牽制は必ず失敗する」

人民網日本語版 2023年12月19日15:09

国防部(省)の呉謙報道官が19日、米国による台湾地区への武器売却について記者の質問に答えた。

【記者】米国防安全保障協力局(DSCA)がこのほど、指揮・統制・通信・コンピュータ(C4)ライフサイクル支援及び関連機器など、3億ドル(1ドルは約142.5円)相当の武器を台湾地区に売却すると発表したとの報道について、コメントは。

【呉報道官】米国による中国の台湾地区への武器売却は、「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケ、特に1982年8月17日の共同コミュニケの規定への重大な違反であり、中国の主権と安全を深刻に損ない、台湾海峡の平和と安定を深刻に脅かし、「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを送るものであり、我々は強い不満と断固たる反対を表明する。

台湾問題は常に中米関係における最も重要かつ敏感な問題だ。我々は米側に対して、台湾地区の武装化を止め、「台湾独立」への不支持という姿勢表明をしっかりと具体的行動に移し、中国への内政干渉を止めるよう要求する。誤った危険な道を突き進んではならない。「台湾を利用した中国牽制」は失敗する運命にある。中国人民解放軍は国家の主権と領土的一体性、台湾海峡の平和と安定を断固として守る。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年12月19日

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