習近平国家主席がミシュスチン露首相と会談
習近平国家主席は20日午前、ロシアのミシュスチン首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「今年、私とプーチン大統領は2回会談し、両国の政府、立法機関、政党、地方は緊密な交流を繰り広げ、各分野の実務協力は健全かつ安定的に発展した。今年1~11月、中露の二国間貿易額は私とプーチン大統領が共に定めた年間2000億ドル(1ドルは約143.8円)という目標を前倒しで達成し、両国間の互恵協力の高い強靭性と大きな将来性を示した。中露関係をしっかりと維持し、発展させることは、両国民の根本的利益に基づく双方の戦略的選択だ。中国は、ロシア国民が自ら選んだ発展路線を支持する。中国はロシアと来年の中露国交樹立75周年を新たな出発点に、両国の高水準の政治的関係におけるプラス面の効果を絶えず高め、各々の経済・社会発展の全面的な推進、民族復興の実現のプロセスにおいて引き続き手を携えて前進することを望んでいる」と表明。
「強靭性が高く、潜在力が大きく、臨機応変に対応できる余地が十分にあり、長期的に好転するという中国経済の基調に変わりはない。中国は揺るがず質の高い発展を促進し、高水準の対外開放を推進し、ロシアを含む各国の発展に新たなチャンスを提供していく。双方は政治的に信頼し合い、経済的に補完し合い、インフラ施設が連結し合い、民心が通じ合うという強みを十分に発揮し、不断に協力を拡充し、経済・貿易・エネルギー・コネクティビティ分野の協力を深め、産業チェーンとサプライチェーンの安全性及び安定性を共同で維持する必要がある。来年と再来年の中露文化年を成功させ、豊富で多彩な人的・文化的交流活動をより多く計画・実施し、両国の世々代々の友好を支える社会と民意の土台を固める必要がある」と強調した。
ミシュスチン首相は「昨日、双方は第28回露中定期首相会談を成功裏に開催した。ロシアは両国間の実務協力の着実な進展に満足しており、中国側とさらに潜在力を掘り起こし、経済・貿易・エネルギー・コネクティビティ分野の協力を拡大し、文化年を成功させ、両国民の世々代々の友好を揺るぎないものにすることを望んでいる」と表明した。
また、ミシュスチン首相は甘粛積石山M6.2地震についてロシアの政府と国民からの見舞いの意を習主席に伝え、中国側の必要に応じて救援を行う意向を表明した。
習主席はこれに対し謝意を表し、甘粛省及び青海省での地震発生後、プーチン大統領や外国の首脳多数から見舞い電報を受けたことに言及し、「我々は救援活動に全力を挙げ、人々の生命と財産の安全を守るべく最大限の努力を尽くしている。現在、被災地では救助部隊や物資が十分に足りており、現地の人々の基本的生活は保障されている。中国共産党の強固な指導の下、被災地の人々は必ず災害に打ち勝ち、故郷を再建することができる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年12月20日
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