中国、ボツワナに機動気象観測所を引き渡し

人民網日本語版 2023年12月22日15:30

中国の対ボツワナ支援の機動気象観測所の引き渡し式が21日、ボツワナの首都ハボローネで行われた。中国の王雪峰駐ボツワナ大使とボツワナ環境・自然資源保全・観光省のグレイス・ムキラ事務次官が共同で機動気象観測所のテープカットを行った。新華社が伝えた。

王氏は引き渡し式で、「中国は南南協力による気候変動への対応を常に積極的に提唱し、実践している。今回引き渡しされた機動気象観測所は両国の9件の協力プロジェクトの成果の一つとして、ボツワナの環境モニタリング、農業生産、異常気象及び災害予防に力強いサポートを提供し、ボツワナの環境の持続可能な発展の目標達成を後押しすることになる」と述べた。

ムキラ事務次官はボツワナ政府を代表し、中国政府の無私の援助に感謝の意を表した。そして「頻繁な干ばつによりボツワナの水資源の不足が深刻化し、人々の健康と生産力に悪影響を及ぼしている。中国の寄贈はボツワナの気候変動の影響への対応を支援し、生命・財産の安全を守る能力を高め、災害リスクを減らし経済の活力を保つ」と述べた。

中国生態環境部(省)とボツワナ環境・自然資源保全・観光省は2020年11月、気候変動南南協力了解覚書に調印した。同了解覚書によると、中国政府はボツワナ政府に1セットの機動気象観測所を寄贈し、ボツワナの気候変動に対応する能力の強化を支援することに同意した。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年12月22日

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