【2023年を振り返る】力を結集して共同発展を推進したアジア太平洋

人民網日本語版 2023年12月25日15:49

2023年、アジア太平洋地域は多くの妨害を排除し、多国間協力を強化し、力強い原動力を発揮して、世界経済の回復をリードした。中国も自らの発展と域内協力の強化を通じて、アジア太平洋の次の「黄金の30年」の構築を後押しした。新華社が伝えた。

今年も、開放・包摂と共同発展がアジア太平洋協力の主旋律であり続けた。6月に地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が調印15ヶ国で発効し、域内の物品貿易の90%以上が徐々にゼロ関税を実現することになり、アジア太平洋地域の貿易と投資の自由化及び円滑化がさらに促進され、アジア太平洋地域の経済成長の内生的原動力が強化された。中国ASEAN自由貿易協定(ACFTA)のアップグレード(ACFTA3.0)交渉が年初に始まったことで、関税・非関税障壁がさらに削減され、貿易と投資の自由化及び円滑化水準が高まり、ASEAN地域の発展を助け、地域経済統合を促進することが期待されている。

今年、中国とASEAN諸国は外国の妨害を排除し、南中国海における行動規範(COC)草案の第2読会を終了。第3読会を本格的に開始するとともに、COC協議を加速させ、実効性があり、具体性に富み、国際法と合致する文言での早期妥結を目指し、南中国海を平和・友好・協力の海とすることで合意した。

今年は、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブ10周年でもあった。中国は第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムを開催し、「一帯一路」の質の高い共同建設は新たな段階に入った。

今年は、より緊密な中国ASEAN運命共同体構築イニシアティブ、「親誠恵容」の周辺外交理念の提起10周年でもあった。地域諸国は協力のコンセンサス形成をさらに進め、アジア太平洋の平和と安定及び永続的繁栄に、さらに多くの確実性とプラスのエネルギーをもたらした。

来たる2024年を展望すると、アジア太平洋各国は常に発展に焦点を合わせ、不断に協力を深め、共通利益のパイを大きくし、アジア太平洋地域の平和・安定・繁栄を共同で維持する必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年12月25日

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