世界初のマルチチャンネル測光サーベイ望遠鏡、青・黄・赤の3チャンネル同時出力を実現

人民網日本語版 2024年01月02日15:52

雲南大学中国西南天文研究所が構想し開発を担当した「マルチチャンネル測光サーベイ望遠鏡(夢飛)」が昨年12月21日、雲南省麗江市で完成するとともに、青・黄・赤の3チャンネル同時出力の天体画像を初めて取得した。望遠鏡開発チームは12月27日、雲南大学で同望遠鏡が撮影した初のトゥルーカラー天体画像を公開した。光明日報が伝えた。

雲南大学中国西南天文学研究所の劉暁所長は、「夢飛サーベイ望遠鏡は世界初の広視野・マルチチャンネル高精度イメージングのサーベイ望遠鏡だ。視野直径は2度で、3台の超大型ターゲットプレートと総画素数10億ピクセルにもなるセグメント型大型ターゲットプレートCCDカメラを配備。3波長の天体画像を同時に撮影し、天体の超高精度測光データ及び色情報を提供し、宇宙の天体の動きと変化をカラー動画で撮影できる」と説明した。

2022年10月の出力後、同望遠鏡はすでに1800時間以上の試験運転を行い、7万枚以上の科学画像を取得している。オリジナル画像の総データ量は約11T。調整・試験期間中に、標準星(場)及び複数種類の変光星・突発天体のマルチ元期・マルチバンド観測を行い、重要な観測データを取得した。

サーベイは新天体と新現象を発見・模索し、各種天体の性質及びその形成・変化の研究を深めるための基礎と前提条件だ。劉氏によると、時間領域天文学は天体物理学の新たな突破口になっており、大きな発見の余地が潜んでいる。動的に変化する宇宙の探査や新たな物理現象の解明などの面での重要なブレイクスルーが期待されている。大量の変光星及び突発天体候補体のリアルタイムで速やかな確認・分類を行い、その中から最も研究の意義あるものを選出しその後の正確な測量と研究を行うことは、現在の時間領域天文学が直面している主なボトルネックだ。

劉氏は、「現在までの中国内外のすべての広視野サーベイ計画は、同一時間に観測エリアの単一バンドのイメージングしか行えず、天体のリアルタイムのカラー情報を取得できなかった。夢飛サーベイ望遠鏡は高精度リアルタイムカラー情報を取得でき、変光星・突発天体の確認及び分類の信頼性と効率の向上に対して重要な役割を発揮するだろう」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月2日

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