中国初の水中スマート救援隊が設立

人民網日本語版 2024年01月05日14:15

中国潜水サルベージ業界協会深之藍水中スマート救援隊が4日、天津市で設立された。新華社が伝えた。

同救援隊の郭岳山総隊長は、「救援隊は深之藍イルカシリーズ有索式水中ロボット(ROV)5台・セット、橙サメシリーズ自律型無人潜水機(AUV)3セットを配備し、選ばれた20人の優秀な中堅及び30人以上の科学研究者からなる」と説明した。

国家消防救援局特殊災害救援所の上級エンジニアである熊偉氏は、「水深100m以上の場合、人の手で遭難者を引き揚げようとすれば、潜水士にとって非常に危険だ。人の代わりに機械で引き揚げることは、水中救援業界で現在推進されている新たな理念だ。各種水中スマート設備を駆使した水中救助により、人員の死傷を回避する技術の基礎がすでに備わっている。水中スマート救援操作可視化ロボットは、人が到達できない水深と接触しにくい危険な環境に到達し、人の代わりに困難な救援任務を遂行できる」と説明した。

中国潜水サルベージ業界協会は全国的なAAAA級業界組織で、各種潜水、救援、サルベージ、海洋プロジェクト及び関連サービスを提供する非営利民間団体で、1000近くの会員を擁する。深之藍海洋科技股份有限公司は中国の水中スマート設備業界における国家級「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)で、水中ロボットやブースターなどの技術で世界トップレベルにある。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月5日

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