深圳大学の食堂、「AI鶏がらスープ」カウンターが出現

人民網日本語版 2024年01月17日15:02

深圳大学の食堂で16日、いくつかの「AI(人工知能)鶏がらスープ」カウンターが現れた。その鶏がらスープの主な材料はテンセント教室の00後(2000年代生まれ)の大学生がAIを使い養殖したものだ。春節(旧正月、2024年は2月10日)を控え、養殖拠点はテンセント教室に数百羽の烏骨鶏と100個以上の鶏卵を送った。学生たちは休みに入る前に食堂で烏骨鶏を「AI鶏がらスープ」にし、そして大学の教員と学生に無料で試食してもらうことを決めた。科技日報が伝えた。

2023年、テンセント教室の学生は貴州赤水烏骨鶏養殖拠点を訪れ、同大学コンピューター・ソフトウェア学院などの教員とテンセントのエンジニアの指導を受けながら、8ヶ月をかけ烏骨鶏スマート養殖システムを開発した。

8ヶ月以上の研究開発及び持続的なアップグレードにより、テンセント教室の学生は25万羽の烏骨鶏の識別と追跡を行った。システムが稼働してから半年以上にわたり、養殖拠点の烏骨鶏の生産量が6万羽以上増え、出荷率が30%上がった。

テンセント教室の学生の王翊澧さんは、「プロジェクトチームは目標検出、追跡、行動識別などのディープラーニング・コンピュータービジョン技術を利用し、体調不良の鶏を速やかに発見し、感染拡大のリスクを低下させた。同時に異物警報機能を作り、野良犬やイタチなどの侵入者による鶏泥棒を防いだ。また温度・雨量センサーなどのIoT(モノのインターネット)設備を利用し、鶏舎の環境を監視している。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月17日

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