中国のホワイトカラー7割が「職場の人間関係に悩んでいる」

人民網日本語版 2024年02月02日13:45

性格タイプ診断が昨年、中国のネット上で人気となり、多くの若者が職場において自分は「I型(内向型)」だと診断している。ネット上で、若者たちは職場での自分について、「連絡はチャットなどで済ませられるならば、絶対に電話は使わない」、「同僚と雑談したことなど一度もない」、「上司との食事はぎこちなくて仕方ない」などとしており、職場での人間関係がストレスになっているようだ。中国青年報が報じた。

求人サイト・智聯招聘が中国のホワイトカラーを対象に実施した満足度指数調査では、回答者の76.8%が「職場の人間関係に悩んでいる」とし、「コミュ障」だとしている。また職場の人間関係について、「避けられるものならできるだけ避ける」の回答が23.4%、「仮面を被り、何とかこなしている」の回答が26.9%、「自分の仕事をきちんとこなすことだけ考えるようにしている」の回答が26.5%だった。

年齢層別にみてみると、「仮面を被り、何とかこなしている」の回答が最も多かったのは00後(2000年以降生まれ)で31.2%。以下、95後(1995-99年生まれ)26.9%、90後(90年代生まれ)25.7%、80後(80年代生まれ)27%、70後(70年代生まれ)22.1%と続いた。

また仕事だけでなく、生活上のストレスも大きく、「気分がすっきりしない」や「ナイーブになっている」、「精神的に疲れている」、「ネガティブになっている」など、多くのホワイトカラーがメンタルの問題を多かれ少なかれ抱えていた。メンタルが弱くなっている時の対処方法が、人によって違う点は注目に値する。例えば、回答者の24%が「寝たら全部忘れる」、21.9%が「バラエティー番組やドラマを見たり、音楽を聴いたりする」、21.3%が「家族や友達に愚痴る」、19.4%が「やけ食いする」と答えた。また、「お寺に行っておみくじを引く」や「テーマパークに行って絶叫マシンに乗る」、「家事をする」、「力仕事をする」、「ネコやイヌと遊ぶ」などもあった。また、「何もしない」という回答も20.7%あった。ストレスを感じているホワイトカラーの人たちはこれらの中から自分に合ったストレス解消法を探してみるとよいかもしれない。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年2月2日

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