5.5G通信網が海南省で商用化、5Gより10倍性能向上

人民網日本語版 2024年02月05日13:58

(画像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

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中国移動通信集団海南有限公司(以下「海南移動」)は4日、海南省瓊海市博鰲鎮での5G-Advanced(5G-A)モバイル通信基地局の開通に伴い、同省が正式に5G-Aモバイル通信ネットワークの商用化という新たな時代に入ったことを発表した。5G-Aは接続速度やレイテンシ(データ転送などを要求してから実際にデータが届き始めるまでの待ち時間)などの性能が5Gよりも10倍向上している。

5G-Aは5.5Gとも呼ばれ、第5世代移動通信システム(5G)をベースに進化・強化したもので、トリプル・キャリアアグリゲーション技術を重要な特徴の1つとしている。ボアオ・アジアフォーラム年次総会の開催地である東嶼島では、海南移動と華為技術(ファーウェイ)が海南省初の5G-Aトリプル・キャリアアグリゲーション広域モデルエリアを構築。実効速度(下り)は最大4.35Gbpsに達する。

海南移動計画建設部の鄭惟海総経理は、「5G-Aネットワークに端末を接続すると、単一のユーザーが利用可能な帯域幅は最大で100Mから260Mに向上する。これは、同じHD映画をダウンロードするのに要する時間が、従来の5Gの3分の1足らずになることを意味する。これは海南省で初めて実現した超広帯域幅であり、HD動画、生配信、裸眼3D、VR(仮想現実)などのサービスエクスペリエンスに質的飛躍をもたらす」とした。

2023年末時点で、海南省全体の開通済み5G基地局数は2万6304ヶ所で、すでに全ての行政村に5G網が普及している。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年2月5日

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