華為が通信速度が5Gの10倍となるソリューションシリーズ発表

人民網日本語版 2023年10月13日10:47

「2023Global Mobile Broadband Forum」において、華為(ファーウェイ)は第5世代(5G)移動通信システムをさらに高速化した「5.5G」の一連の製品・ソリューションを発表した。世界初となる同製品・ソリューションは、ブロードバンドやマルチバンド、MIMO、スマート、グリーンといった面のイノベーションを通して、5Gより通信速度が10倍速い技術を提供する計画だ。

5Gと6Gをつなぐ5.5Gは、5G業務の規模が拡大を続け、デジタル化やスマート化が加速するのを背景に、2025年から2030年に向けて計画されている通信技術。5G応用シーンを増強し、拡大すると期待されている。具体的に見ると、5.5Gの上りと下りの通信速度は、5Gよりも10倍速く、アクセス速度は最大10Gbps(1秒当たり10ギガビット、1秒間に1.25Gダウンロードできる計算)に達し、遅延はミリ秒台になる見込みだ。

国際標準化機構(ISO)は3GPPリリース15を5Gとし、それと6Gの間にはリリース15から20の6つの技術基準があり、リリース15から17を5Gの基準の第一段階、18から20を第二段階と定義している。そして、ISOは2021年4月、リリース18の標準仕様を5.5Gと定義した。これは5Gのさらなる発展が必要であるということが業界の共通の認識となっていることを示している。中国では、中国IMT―2020(5G)推進組織や通信キャリアが5.5Gの革新的研究やテスト、検証に積極的に力を入れ、カギとなる技術革新から、応用シーンを対象とした産業の垣根を越えた協力への革新的段階に徐々に突入している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年10月13日

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