中国、春節前の家事代行サービス料金が上昇 日給2万円も
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春節(旧正月、2024年は2月10日)が近づき、一部の業界で従業員が帰省したために季節的な人手不足現象が起きている。中でも家事代行サービスや飲食などの業界は不足が深刻で、求人の中心となっている。
古い年に別れを告げ新しい年を迎えようとして、多くの家庭が大掃除を始め、それに伴って家事代行サービス市場の注文も爆発的に増加した。関連プラットフォームのデータによると、1月に入ってから、掃除代行サービススタッフの需要が前月の2倍増になり、家全体の掃除の注文は前月比で300%増加した。ある生活サービスプラットフォームで複数の家事代行サービス企業の予約登録画面を見ると、春節前の時期はすでに「予約不可」の状態になっていた。
掃除代行サービスの需要の爆発的増加により、スタッフの日給も倍増した。湖北省の掃除代行スタッフの張さんは普段はSNSプラットフォームとサービスプラットフォームで注文を受けているが、「1月になると予約でいっぱいになり、今の受注量は普段の2倍以上ある上、家全体の掃除、窓ガラスの清掃、台所のレンジフードなど大がかりな作業の注文が中心だ。スタッフ2人で出向いて、1日に3-6件の注文をこなし、1人の1日当たりの稼ぎが1000元(1元は約20.7円、約2万円)になる」と明かした。
旧暦の大みそかが近づき、年越し料理の予約も爆発的に増加している。北京市では多くのレストランが予約で満席になり、これから予約を取るのは難しい状況だ。従業員の帰省による人手不足に対処するため、多くのレストランは求人を増やし、春節前後の営業に支障がないよう準備している。
北京・西直門近くの火鍋レストランのスタッフは、「春節連休期間に消費のピークが訪れるだろう。今、そのための準備をしていて、サービススタッフやキッチンスタッフを引き続き募集しており、最低賃金は5000元以上、歩合給と賞与があり、さらに春節の『お年玉』もあるので、収入は1万元(約20万円)以上になるはずだ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年2月5日
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